「あーもぉ、冗談じゃねーっつってんじゃん。俺もよくわかんねーけど、好きなんだよ!!鈴木のことが気になる!!」




えーーーーっ!!




あたしが叫ぶ前に、クラスの女子の叫び声が聞えてきた。





「青葉くん、ホントなの!?嫌ーっ、誰かのモノにならないでっ」





動揺しているあたしの腕を、青葉くんが掴む。





「鈴木の気持ち、聞かせて。嫌なら、諦めるから」














ドキドキが止まらない。




夢なら、覚めないで欲しい。




鼓動が早くなるのを感じながら、青葉くんの真剣な眼差しから目が離せない……。