『...ッ!月夜....!』 外に出て真っ先に見えた人の名前を叫ぶ。 もちろん夜なので音量は出来るだけ絞ったが。 月夜「へぇ...?そっちから出てくるんだね、アリス」 月夜は今アリスが出てきていると勘違いしているらしい。 あたしは息を思いっきり吸い込んで深呼吸すると真っ直ぐと向き直す。 『...残念ながらあんたの望みの人じゃあ、無いよ。あたしは嵐山 凪。』 一度目をつむる。 よみがえったアタシの記憶を確認する。 あたしは、アタシじゃ、ない。 それを確認して目を開ける。