カーテンがなびく。





窓なんて開けたか?と首をかしげながら中に入る。






…死角で見えなかった、姿を見つける。




髪の色がいつの間にか黒になっており、毛先が蒼くなっていて綺麗なグラデーションになっている。


瞳は蒼く煌めく。


その口元は綻んでいた。








「……!」








『…龍神』





「…なんだ。」




短い言葉が続く。