▽凪side












『…あっ……っ…?…』





一瞬、頭が追いつかなかった。




刹那。


襲いかかる息苦しさ。







『……っ…!?』





ギリギリと首を締め付けられていく。



月夜は、あたしを…?










記憶が戻った。



それだけで十分だった。




「救える」と思った。













ーーーーーなのに