いきなり凪を連れていこうとして私達は止めようとした。



けれど…





「これは黒龍家の為だ。
止めるな。」


その一言で何もする術は無くなった。

黒龍家の為。



それはやはり叔母の決定によるものだろう。


叔母には誰も逆らえない。

それは子供である私たちでさえ知っている事だった。