よたよたと足元がおぼつくなか、ゆっくりとドアに進む。





早く、早く逃げなければ....





ガチャン!




鈍い音が広い部屋に響く。



それは鍵が開く音。




ぎぃぃ、と嫌な音を立てて開いたドアの向こうには何千人もの人、人、人。




あたしは気づく。




先ほどのは中ボスだったのだと。