鬼暴ー伝説の共謀姫ー




「いや...何でっすか。」




「なんとなく、だよ」




その後にふふっと声が聞こえた。



そして赤信号で止まったとき、彼女は後ろを向く。




ちょっと顔と顔との距離が近いと感じるほどの近さだった。




「君さ、凪に恋。してるんでしょ?」


「なっ...!!?」