「健の好きな人って真子だったのか…」 「好きな人いるって知ってたの?」 「うん、でも誰か教えてもらえなくて まさかお前だったとわな」 「私もだよ! りあなちゃんだと思ってたのに」 「まあまあお前ら両想いってことだよ 返事したのか?」 「明日する…」 「自分らしくな!自分らしく! これ健に教えてもらったんだ! 大切な人にいいこと教えてもらった って言ってたぞ!」 「ふーん」 大切な人…私? そう思うとにやけが止まらなかった。