健君を好きになる人…か………

りあな…ちゃん…

なんだろうこの気持ち………。

好きでもないのに嫉妬している気持ち

ん?好きなのか?
いやいやいや嫌い嫌い嫌いだよ!!!




そんな事思っていると
りんご飴の店が見えた。



「2つください」

「どうぞ!また来てね!」

「はーい!」




りんご飴…うまそう!早く帰ろう!

にやけていると前に健君がいた。
その隣はりあなちゃん…。

むすっとした顔で見ると

「お前りんご飴2つも食べんのか?
そうだったら
いつまでたっても痩せないぞ?
だから肝試しの時転けたのか?
せめて1つだけにしとけ」

「なによ!
別に2つ食べたくて
2つ買ったんじゃない!
お母さんに買ったの!
肝試しもあんたが
先々行くから転けたの!
なに?
謝ってたくせに反省する気ないでしょ?
信じらんない!
あの後家帰って大変だったんだから!
痛くて痛くてたまんなかった!
ほら!今も!見てよ!」


ケガした足を見せつける。
イラっとして早口で返した。




「早口でなに言ってんのか
わかんねーぞ」

「2人って仲良いのね!」

「別に」



りあなちゃんが
ウキウキな顔で言って来た。

仲良くも思いたくない
仲悪いって言われた方が嬉しいくらい




「じゃあ2人はラブラブで楽しんでっ」


健君を睨んで家に帰る事にした。