近いし早く買って帰ろう。

歩いて10分くらいのところに
屋台がたくさん並んでいた。

田舎だけどお祭りになると
人が集中するから人がすごい

でも都会の祭りよりかは少ないかな?

美味しそうな焼きそばやフランクフルト
ちっちゃい子が好きなおもちゃ
いろいろ並んでいた。




「真子!」



後ろを振り向くと
ゆいととみうちゃんらしき人がいた。



「結局1人で来たのか?」

「りんご飴頼まれたから」

「そか!みう!可愛いだろ?」



みうちゃん…目がぱっちりしてて
赤いリップしてて髪はお団子…



「ゆいとにはもったいない」

「うるせー!」



それを見て微笑むみうちゃん



「2学期から同じ学校で
同じクラスだから今友達になったら?」

「高2なの?一緒だね!よろしく!」

「よろしく!」



みうちゃんは満面の笑みだった。
可愛いなあ




「あれって清水君とりあなちゃん?」

「ん?本当だ!健の事本当に好きだな」




2人が見る方向を見ると
健君と女の子が一緒に歩いていた。




「りあなって
健の事小学生から好きなんだよ」

「りあなちゃんモテるけど
清水君は
別にりあなちゃんの事普通なんだって」

「みうが言うには
りあなは超裏があるらしい!」

「モテるって言っても
モテさせてるって言うの?
男にボディタッチとかしたり
上目使いで可愛くしゃべったりして
それで男の人は
皆りあなちゃんの事好きになるの
全部計算なんだって
男の人って不思議だよね
そんな事で好きになるって
思わない?真子ちゃん」




みうちゃんは不思議な顔で聞いて来た。




「俺らは2人でいたいからじゃあな」

「ゆいと!
私はもっと真子ちゃんと話したい」

「LINE教えるから
それでしゃべればいいじゃん」

「もう…じゃあね!真子ちゃん!」




そう言うと笑顔で手を降った。