浮気亭主と借金地獄妻(短編)

(はっきり借金返済って言ってしまえばいいのかしら? なんだかそれじゃ頂けそうに無いわね)

『王さま、実は私のおとっつぁんが不治の病にかかっていまして…うっうっうっ』

ゴーッと急に辺りの風がきつくなり、真っ暗になった。

『くお~ら! 嘘を付くでなぁーい!』

『キャ~ッ!』

吹き飛ばされそうになる葉子。

『お主は自分の借金返済の為に金が欲しいのじゃろ!』

『キャ~キャ~キャ~ッ!』

『それを正直に言わず嘘を付くとは、何事じゃぁ~!』