「なに言ってんの?おまえこそ俺の気持ち考えたら?

俺が花を好きだと思う?俺が好きでもない奴にキスとかすると思う?」



「そんなこと言われても…っ、騙されないからっ!」



早瀬君の温もりは安心する。

だから思わず早瀬君の腰に腕を回してしまう。



「俺さぁ、おまえのこと好きなんだよね。」



突然の告白。



「へ、なに言って…っ!」



「本気だよ。本気でおまえのこと好き。
だから今度は本物の彼女として付き合って欲しいんだけど。」




「っ…!早瀬君……」



なにそれ、本当なの?意味わかんない。



「私も好きだしっ!」



むしろ私の方が好きだ。そっぽを向きながら答えると早瀬君は優しく微笑んで私にキスをした。