「そうだ。俺を求めろ。」 羚嚶はあたしのほおを撫でた後 自分の顔をあたしの首元に埋めた その時 何かが弾けたように あたしは羚嚶の首に腕を回した。 羚嚶はあたしの腕の中で 銀色の瞳を血より濃い赤に 変えて見せたのをあたしは知らない 「もっとだ、愛璃。 もっと 俺を求めろ。 お前が欲しいならば 俺の全てをお前に捧げよう」 そういいながら 首元に何かが 当たる気がした。が、 あたしは 気にしないで。 無意識に、そう。 無意識に いっていた。 人生を変える言葉をーー…