季蛍のさっきのニコニコの目は、涙目になっていく。 「………どうして」 「…………ごめんね。」 荷物を落とし、季蛍を抱きしめた。 「……結婚記念日なのに」 「…うん、ごめん。」 「……でも、お仕事だからしょうがない…よね」 言い聞かせるように呟く季蛍。 「……」 「お仕事だもん。…私が口出せないもん」