中3の冬。 私たちは受験勉強真っ只中。 友達とわいわいすることが苦手な私は、特に思い出作りということに興味がなく、暇があればずっーっと勉強をしていた。 華の高校生活では、絶対に成功して、親友作るとか、彼氏作るとか、たくさん楽しいのことを想像する。 そしたら、何となく頑張れるんだ。 「んー!」 ふと勉強をやめると、いつのまにか午後三時前だった。 頑張ってたな、私。 寝る前にお茶でも飲もうかな。