ピッ…ピッ…ピッ…


「………」



クレアは携帯を出した。



『あーあ、いっちゃった。』
『そうだね。』



携帯からは里菜と智也の声が聞こえる。



私の机に盗聴器を設置してるから二人の声は丸わかり。
私は帰りながら声を聞く。




『で、誰なの?!』
『えっと…。クレアは…』
『うんうん!』



なんだろ。



『僕の天使♪』



てっ天使???!!!



『天使??』
『うん。あの茶色い髪は綺麗だったな…。』