もう面影なんて探さない

「蒼空は…合コンとか行くの?」

とっさにそう聞いてしまう私。

私なに言ってるんだろ、私のばか!!

「あ、気にしなくて「行かねぇよ。」

え…? 

「行くわけないだろ。」

「そ…そっか…。」

ホッとする私。

なんでホッとなんかするんだろう。

合コン行かないって聞いて…なんで安心してるんだろ。

よく分からないよ…。

そんなことを考えてると…

「そーだ! 蒼空くん、メアドとか交換しない? 」

そう言い出す遙香。

遙香の行動はほんといきなりすぎてよめません…。

てか、蒼空がいいよなんて言うのかな?

「いいよ。交換するか。」

え? 交換してもいいのか。

予想外だった。

「夏恋も交換するでしょ?夏恋のスマホもかして。」

当たり前のように言う蒼空。

「え!! 私も?」

「なに? ダメだった?」

「え…いや。そんなことないよ。」

びっくりした。私もメアド交換してもいいんだ…。

何故だか嬉しくなってくる。

アドレス登録を済まし、遙香と一緒に帰ろうとすると…

「いつでもメールしてこいよ。」

私にそんなことを言う蒼空。

ちょ…遙香もいるんですけど!!

遙香怒ってるかなぁ。

チラッと遙香のことを見ると

え? 満面の笑みでこっちを見ている。

「蒼空くんってさぁ、夏恋のこと好きだよねぇ絶対。 悔しいけどぉ、夏恋可愛いし!!」

「え!? そんなことあるわけないよ。」

蒼空が私のことが好き?

あるわけないじゃん。