そのとき、私は初恋真っ最中だった。
その日、告白をする覚悟を決めて、告白する場所を探していた。
初めは体育館裏を、と思って下見に行ったのだが、そこは思っていたより隠れていなかった。
これじゃ、ばればれだよ。
「うーん、ないなー」
そんなことを呟きながら学校中を探し回る。
友達に「なにやってるのー?」なんて聞かれたけど、ちょっとねーとか言って誤魔化した。
当時は好きな人の名前を言うだなんて恥ずかしいこと以外のなんでもなかった。
結局、そんないい場所は見つからず、下校時に告白することにした。
のだが。
彼と私は別々のクラスだった。
私のクラスが終わるのが遅くなってしまい、初恋の彼を待たせてしまった。
その日、告白をする覚悟を決めて、告白する場所を探していた。
初めは体育館裏を、と思って下見に行ったのだが、そこは思っていたより隠れていなかった。
これじゃ、ばればれだよ。
「うーん、ないなー」
そんなことを呟きながら学校中を探し回る。
友達に「なにやってるのー?」なんて聞かれたけど、ちょっとねーとか言って誤魔化した。
当時は好きな人の名前を言うだなんて恥ずかしいこと以外のなんでもなかった。
結局、そんないい場所は見つからず、下校時に告白することにした。
のだが。
彼と私は別々のクラスだった。
私のクラスが終わるのが遅くなってしまい、初恋の彼を待たせてしまった。
