なーんて、こんな風に脳内でたまに敬語を使ってみたりするけど、疲れるんだよねー。


 はあ、と軽くため息をついて椅子に座る。


 結局、朝は家を出るのが遅れてしまい、時間を見るとギリギリだった。


 あっぶなー。


 早速友達を作ろう、と周りを見渡そうとすると、私に友達を作らせたくないのか声をかける寸前で担任だと思われる人ががららっとドアを開けて入ってきた。


 わあ、女の先生か。背、ちっちゃいなぁ。


 その教師の背は158cmの私より小さく見えた。


「みなさーん、席についてくださーい」


 ずいぶんとかわいい声だった。


 いや、子供っぽいと言った方がいいのかな?


「私がこのクラスの担任の里船(サトブネ)つばめです。皆さんよろしくお願いしますね」


 挨拶をするつばめ先生。


 けどつばめ先生、教卓の上に顔があんまり出てないです・・・・・・。