久々のドレスだ。

「動きにくい……。」

薄いピンク色のドレスだ。その上から薄紫のカーディガンを羽織ってる感じだ。
シュシュも淡いピンク色にした。

というより、されたのだ!!
あいつのせいで……!

少し剱水をにらんでいると、

「そんな顔をなさらないでください。みんな見てますよ。」

……!

確かに…。

「ところで、これはなんのパーティーだ?」

「ダンスパーティーといっておられましたが、本命は飲み会といったところでしょう。」

「お酒は16からいけるもんな…。呼ばれるか……」

「お飲みになられますか?」

「い、いらない!…少し喋りすぎた。(ボソッ」

調子がくるう。

なんなんだ。

「名前は?」

「高宮剱水です。」

「ふーん」

よし、よし、冷めた感じで聞けたぞ。高宮剱水…か…

高宮って呼ぼうかな……

じゃなくて!高宮だ!