「ほら、早く。結菜、目閉じろよ」 大和の整った顔が、徐々にあたしのほうへと迫ってくる。 そもそも、どうして今こんなことになっているのか、自分でも謎だけど。 ええい!もうこうなったら、あたしのファーストキスは、大和にくれてやる! あたしはギュッと、強く目を閉じた。 ああ……さよなら、あたしのファーストキス──!