「でっ、でも元はと言えば、これはあたしが教科書を忘れたせいだし。このままじゃ、あたしの気が済まないよ。あたし、何でもやるから」 「……何でも?ほんとに?」 あたしは、大和の問いに、コクリと頷く。 「じゃあさ……」 大和は、持っていたたくさんのプリントを自分の脇に挟むと、あたしに一歩一歩近づいてきて……。 あたしの顎を、片手でクイッと持ち上げた。 「何でもやるって言うならさ、結菜。 ……今ここで、俺とキスしてよ」 えっ?