それから谷山先生は、10分間延々と大和にお説教を続けた。 やっと先生のお説教から解放された大和は、ひどく疲れた顔をしていた。 席についた大和にあたしが、「ごめんね」と小声で声をかけると、大和は「気にすんな」と言ってくれた。 気にすんなって言われても、やっぱり気にしちゃうよ……。 「鮎川、あとで職員室に来なさい」 1限目の数学の授業が終わるなり、谷山先生にそう言われて、職員室へと歩いて行った大和。 そんな大和を追って、あたしも教室を出た。