「はぁ……でも、結菜にケガがなくて本当に良かった。さっきは、心臓止まるかと思ったわ」 ホッとしたように呟くと、大和は後ろからあたしを抱きしめている腕に、ギュッと力を込める。 「電球替えるくらい、俺がやるから。 俺を呼べよ……。頼むから、もう無茶すんな」 あ……。 あたしとしては、あんなことぐらいで怒鳴ってって思ったけど。 大和は本気であたしのこと、心配してくれたんだね。 ごめんね、大和。そして、ありがとう。 それから大和は、あたしの代わりにキッチンの電球を新しいものに替えてくれた。