「あー、うん。おっ、弟といっても、親戚の小学生のいとこのことなんだけどね。
あたしにとっては弟みたいな存在で、たまにここに遊びに来たときに泊まっていくんだ〜」
今小学5年生の、仲の良いいとこがいるのは本当だけど、さすがにこの言い訳は少しキツいかな?
ちらっと大和のほうを見てみると、焦ったように答えるあたしがおかしいのか、口元を手でおさえて、必死に笑いを堪えている。
ちょっ!いくら今日は必要以上にあたしと関わらないと2人で決めたとはいえ、一緒に住んでるんだからここは大和も少しはフォローしなさいよっ!
笑うとか、ありえないんだけど。



