ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜



「柏木、汚いって言ってたけど、全然片づいててきれいじゃん、この部屋〜」


ぎゃ〜〜!!


なんと、萩谷くんが勝手に大和の部屋のドアを開けて、中へと足を踏み入れていた。

言ってるそばから、何勝手にドアを開けてるのよ、萩谷くん!


「あれ?この部屋、ベッドがある。見たところ、男の部屋っぽい感じだけど……柏木、もしかして誰かと一緒に住んでんの?」

萩谷くんが、疑いの眼差しであたしを見る。


「えっ、えーっと……」


まさか、『はい、そうです』なんて絶対に言えないし。


どうしよう。これは非常にやばいぞ。