「こら!俺が柏木に話してる途中に、何お前は割り込んできてんだよ」


──パシッ!


「いてっ!日高〜、暴力反対!!」


あたしの話に答えようとしていた日高くんの言葉を突然遮り、今日高くんに頭を叩かれたのは、萩谷 航汰くん。

先日の、カラオケでのクラスの親睦会に参加していたメンバーの1人。


「ごめんな、柏木。途中で萩谷が入ってきて」

「ううん。今のところ、莉央と真凛ちゃんと、あと、鮎川くんが参加するんだけど……」


「はいはい!オレもその勉強会、参加したいでーす!」


「あ、うん。いいよ。萩谷くんも、良かったらおいで?」


「サンキュー、柏木。日高は?いけんの?」