「鮎川くん、勉強会参加するって」 しばらくして莉央が、片手でピースしながらこっちに戻ってきた。 「えっ、ほんとに!?」 「うん。鮎川くん、意外とあっさりOKしてくれたよ。成績優秀な鮎川くんが勉強会に来てくれるなら、もう百人力だね♪」 え〜、嘘でしょ!? 大和、なんでOKしちゃったのよ……。 あたしは1人、頭を抱える。 「あっ!ねぇ、何なら、最近結菜ちゃんが気になってるっていう日高くんも、勉強会に誘ったらどうかな?」 「えっ!?」 今度は真凛ちゃんが、そんなことを言い出した。