「プッ!お前、ゆでダコみてぇ」 大和がおかしそうに笑う。 ひっ、人の顔見て笑うなぁー! 元はと言えば、大和のせいなんだから。 「もう!そんなに笑わなくてもいいでしょー?」 「ははっ!わりぃわりぃ。お前、そんなに顔赤くなって、熱でもあるんじゃねーの?」 そう言って大和は水道の水を止めると、あたしのおでこに手を当ててくる。 ひゃ〜〜〜! やっ、大和の少し冷たくて大きな手が、あたしの額に……っ。