ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜



大和は水を出すと、あたしを後ろから抱き抱えるようにして、さっきから大和に掴まれたままのあたしの手を、蛇口へと持っていく。


「指、ちゃんと冷やさないとダメだろ?」

「うっ、うん……」


指を冷やさないといけないのは分かるけど、ちょっと待って!


今、あたしの腰には、大和の骨ばった腕がまわされていて。


片方の手は、さっきからずっと大和に掴まれたままだし。


あたしの背中には、大和の胸や引き締まったお腹が触れて……


なんか、やばい。ドキドキする。


それに……