今日は転校生にみんなが興味津々だった。でも転校生はみんなの質問に対してあまり口を開かなかった。開いたとしても声が小さく、なかなか聞き取り辛かった。見たかんじまんまのおとなしい性格なのだろう。次々にくる質問責めにとても困っていた様子だった。
下校途中~
僕と裕太は家が以外にも同じ方向にあるため毎日いつも一緒に帰る。
[な~。凱はあの子どう思う?]
[べつに。おとなしめの子だったと思った。]
[仲良くなれるかなー?]
[裕太なら大丈夫でしょ。]
そんなことやテレビの話、最近の話題などを話しているうちに家についた。裕太の家はもうちょっと先の方だ。裕太と別れて家の中に入る。
毎日毎日同じことの繰り返し、今日も何事もなく平凡だった。いや、いつもと違うといったら転校生がきたことぐらいだろう。でも僕はそろそろ飽きてきたな。こんな日々に。
