「……あーもう」 嫌われたかな……。 めんどくさいよね……あたし。 もう始まっている授業。 とりあえずみんなにばれないようにネタフリをしてうつむく。 「先生。華野体調悪いみたいなんで保健室連れてきます」 「……え?」 そんな声が聞こえてきたと思ったらあたしは顔をかくうまく隠されながら引っ張られる。 「は、はい。お願いね」 いつもとは違う真守くんに驚いていたのか何なのか、反応が遅れ気味で届いた。