「あぁあのね、えと、あ、あたしが彼の家に忘れたものをやっと時間があったから届けてもらったの……」


どうだっ……!



「なーんだ!そーゆーことかぁ!あたしはてっきりより戻しちゃうのかと」



より戻すどころか彼氏でもなかった……なんて今更言えないよね……。



はぁ。



「雅にも言ってくる。あたしと同じこと思ってたから!」



そうしてください………。



あたしは楓に手を振った。