ある日の放課後のこと。 6限目の最後の授業が終わって、教室にはまだ多数の人が残っているそんな時。 「ねー!あの門の前にいる人誰かな!?」 「他校の男子だよね!?」 「遠くて顔見えないけど雰囲気がなんかかっこよくない!?」 「うんうん!!」 と、そんな声が聞こえてきた。 あ、あたしも見てみよっかな……。 そっと、外の門のところに視線をやると、 「………あ」 少し前に駅であったあの人、 悠輝くんだった。 多分、だけどあの制服は見覚えがあった。 ふと、池宮くんに視線を変えてみると