好きとスキが重なった日

私があまりにもきょとんとしていたのか、悠真が笑いを堪えるのを必死の思いで私に問う。


「嘘だし!美莉亜は何でも人の言葉を信用するとこあるからなぁー」


「悠真の嘘に付き合ってたの!」


「本当に?その言葉信じるよ?」


悠真は急に椅子から立ち上がり、私の方に接近しては、私の耳元でまたもや低いボイスで囁く。


ふぅーと耳元で息を吹き掛けられるみたいに、首筋にまで当たりくすぐったい。



「嘘ついたら、キスするからな!」


下唇に薬指を軽く乗せ、キスしてアピール。




これは正直に白状するしかない。

私は一目散にそう思った。




「ごめんなさい
私、本当は嘘ついてた

悠真に騙されると思ってなくて、だからつい自分を大きく見せようって見え張っちゃったの」


「正直に話してくれて嬉しいよ
俺、嘘つくやつ大嫌いだからさー」




悠真の瞳がどことなく人形に操られた人みたいに



数秒間…左右の目の泳ぐ動きが止まった。