好きとスキが重なった日

「藤木くん、悠真の様子どうだった?
予定通り、嫉妬してそうだった?」


私は席に着いた藤木くんに早速聞いてみた。
そう唐突に言ってる割には、少し緊張が高ぶってる。


「美莉亜ちゃん!もうバッチリ!
司会しながら悠真の事見てたけど、悠真、美莉亜ちゃんの事ばっかり見てたよ?」


「本当!?
それなら良かった…
藤木くん、本当にありがとう!」


「俺は何もしてないよ?
ただ、俺が諦めた代わりにはさ、もう悠真の事で美莉亜ちゃんに泣いてほしくないから

それに、二人には幸せになって欲しいからさ!
俺、二人の事ずっと応援してっから♪」


「ありがとう!藤木くん!」


その後私達はたあいのない会話を楽しんだ。


そんな時、横から誰かの視線を感じる。
藤木くんは私に合図を出して、悠真が私を見ているって教えてくれたけど…。


さっきの作戦の流れだと、振り向かない方が良いよね?


私は咄嗟にそう思った。

でもそれに気づいた時にはもう遅くて、私は自分で悠真にイタズラしときながら、自分自身嫉妬してしまったんだ・・・。


私がふと見た時、夏海先生が悠真に耳打ちしてるのが見えた。

何話してるんだろう。
てか二人めっちゃ近いし…


私は悠真に気付かれる前に、藤木くんに視線を移した。



「藤木くん、夏海先生と悠真何話してるか聞こえた?」


「全然何も聞こえなかった…」



私は藤木くんのその言葉を聞いて、深く混乱した。
私が悠真にイタズラしたからその仕返しに、夏海先生といる所を、私に見せびらかしたってこと!?



どうしよう、私どうすればいいんだろう…。






*美莉亜side*~fin~