好きとスキが重なった日

「藤木くん、私どうすれば良いんだろう?」


第二ゲームの二次会場に向かいながら、私は藤木くんに話しかける。
藤木くんは、私が心配している姿が気にかかったのか、ふっと、笑みを浮かべた。


「大丈夫だよ、そんなに気にしなくても
悠真はすぐ、美莉亜ちゃんのことを迎えにいくって言ってたし
もしそんなに心配だったら、俺と仲良くする振りをすればいい

俺はそれが本能だけど、もし美莉亜ちゃんが迷惑でなければの話だけどね!
どうかな?」


「さすがに仲良くする振りなんて出来ないよ…
この際だから、私達本当の友達にならない?
そしたら悠真だって傷つかなくて済むと思うから」


「美莉亜ちゃん?本当にいいの?」


「うん!」


「よっしゃー!!
ありがとう!美莉亜ちゃん
これからは友達として宜しくな」


「こちらこそ、宜しくね!」


藤木くんはガッツポーズをすると、その流れで私にハイタッチしてきた。

気分はもう最高らしくて、酔っ払った人みたいに興奮している。

大きく咳払いをする藤木くん。
そして深呼吸をし始めた。


「美莉亜ちゃんもやってごらん?気持ちいいよ」


「うん!」


旧校舎で二人で盛り上がる私達。
特に面白いことってないんだけど、何だかすっごく楽しい。


悠真にするイタズラ心が幼い時の子供のように、ワクワクした。