好きとスキが重なった日

私が藤木くんのキスで目覚めた時、藤木くんはなぜか涙を溢し泣いていた。


「美莉亜ちゃん、ごめんね
キスして本当にごめん」


何で藤木くんが泣いているの?

私はそればかり気になっていた。

涙を袖で拭った藤木くんが、悠真の所に向かう。
悠真はすごく気分悪そうな顔をしている。


『悠真!逃げんのかよ?』

『別に逃げてなんかねーし』



藤木くんの問い掛けに強気になる悠真。

私はそんな悠真の姿を久々に見た。





でもその反面、喧嘩腰になる二人を見ていられなくなる。
気付いた時には、声を出して私は泣いていた。


『止めて…
私の為にそんなことしないで』


私はそう口に出していた。
心の底から込み上げる二人に対する想い。


止めようと思っても涙が止まらない。
私が二人を傷付け、二人を引き離しているんだ

とそう思うだけで辛い。


親友をまた引き合わせなきゃいけないと、そう思った。
単なる綺麗事かもしれないけど…


私は二人にいつまでも親友でいてほしい。



だって、一度なった親友はそう簡単に壊れないはずだから・・・。