好きとスキが重なった日

「ルール説明はさっき言った通りです
ではit's a show timeの始まり!!」


そう言った直也は、美莉亜と向かえ合わせに座った。
俺の前には、王子とお姫様の関係の夏海先生がいる。


でも美莉亜の隣に座ったのも一理あって

それは・・・美莉亜の質問の答えが聞けるから。

本当は他の誰よりも、美莉亜と話したいのに。

少し話さないだけで、こんなにも胸が熱くなって、苦しくなるなんて…。



美莉亜のこと…俺は本当に、愛してるんだ。


俺は思わずポッと頬を赤らめ、下を俯く。


「深瀬くん?どうしたの?大丈夫?」

俺の心の異変に気が付いた夏海先生が、俺に優しく問いた。


「夏海先生は、恋をして幸せですか?」

「どうしたの?急に」


夏海先生が口に手を当て、くすくすと笑って微笑んでいる。


俺、何か変なことでも言ったかな?


「先生はそうね、恋をしてとっても幸せよ
恋をして、たくさん素敵なことがあったわ!
恋って、時には別れの時もあるじゃない?でも、それも良い意味での乗り越える壁だと思うの

先生もたくさん失恋をしたけど、今を楽しく生きる、それがモットーかな

先生はどちらかと言えば愛されるより、愛したいかな?
愛されるのもいいけど、自分から積極的になって愛を育むのも、悪くないかなって」


夏海先生の意見って、何だか力強くて、背中を後押しされるんだよなー…

何でだろ。やっぱ、大人だからなのかもな。


逆に美莉亜はどう思ってるんだろう。



愛されたい?それとも愛したい?


でも美莉亜の性格上、弱虫で泣き虫だから、やっぱ俺が守ってやらないとな。