好きとスキが重なった日

夏海先生が眠っているベットの前に着くと、俺は静かに眼を閉じた。

やっぱりいくら考えても、夏海先生とキスなんか出来ねぇよー

ごめん。

夏海先生の唇に、そっと人差し指を乗せる。
これでどうか目覚めてくれ。

俺は手錠の鍵をポケットから取りだし、手錠を外す。
夏海先生は寝たふりをしていたのか、すぐさま目を覚ました。


「夏海先生、大丈夫ですか?」

「深瀬くん、ええ、大丈夫よ
それよりありがとうね」


そう笑顔で俺に問いた夏海先生は、早々とベットから起き上がり、一人教室から出ていった。


夏海先生、本当にありがとう と俺は心の中で呟く。

この想い、夏海先生にちゃんと伝わってるといいな。


夏海先生の後を追うように、教室を後にした。