好きとスキが重なった日

「美莉亜、ごめん…
俺には美莉亜を守る資格なんてないのかもな」


俺は急に弱気になった。
本当は美莉亜を今すぐ抱き締めて、守りたいよ。

それなのに、俺は・・・


どうしたら、美莉亜を幸せに出来るの?



「悠真…美莉亜ちゃんに何てこと言ってんの?」


「俺には美莉亜を守る資格なんてないって、言ってんの」


「ふざけんな、俺を殴れよ…殴ってくれよ…

こんな事の為に、美莉亜ちゃんを諦めたんじゃない」


「悪ぃ、直也
俺は大切な友達を殴れない」


すると直也は俺の元に向かって、俺の胸ぐらを思いっきり掴んでは、頬を一発殴った。

唇から、錆のような味がする。



「俺は今、大切な友達を殴った…
悠真、それでも俺を殴れねぇのか?どこまですれば気が済むんだよ」


「直也、分かった
直也の言いたいことは分かったから

思いっきり歯食いしばれよ!!」


そして俺は、力強い拳で直也の顔を一発殴った。


直也は少しよろめきながら


"今の悠真、ものすごくかっこいいぜ?俺は今の悠真が羨ましい

だって男強くてかっこいいじゃん!!"


直也は少し荒くなった息を整えて、俺の肩を二度叩いた。



"美莉亜ちゃんのこと、絶対幸せにしろよ!!
もう何も迷うことはない"