*
しばらくしてから、男子ロッカーに着いた俺達は辺りを見回す。
誰もいないのを確認すると、奥に入っていった。
男子ロッカーは特にこれっちゅもんはなくて、スッキリしている。
「なぁ、中島
そういえばさっき、夏海先生のこと訊いてたよな?」
深瀬が鍵の番号を確認しながら、その男子ロッカーを探す。
すると、唐突にさっきの問い掛けに応えてきた。
「あぁ…まぁな
夏海先生を選んだ理由を聞きたかっただけだけど」
「夏海先生を選んだ理由は一つしかない
それはさ、夏海先生が結婚する身だし、他のやつにキスされるのはかわいそうだから」
深瀬は一瞬下を俯き、ため息を吐き捨てた。
何だかそれがわざとらしくも見える。
それを聞いた瞬間、深瀬の胸ぐらを掴んだ。
「何だ、それ?
深瀬なら夏海先生にキスしてもいいのと一緒じゃんか
美莉亜はどうなるんだよ!藤木にキスされてもいいのか?
深瀬がやろうとしてるのは、そういうことだ
それに、一度深瀬は夏海先生と噂があっただろ!
その時の美莉亜、すごく落ち込んで悲しそうだった
無理して笑顔作ってさ…
もう美莉亜のこと泣かせんなよ!
美莉亜を泣かせるくらいなら、もう美莉亜に近づくな!」
俺は怒りが爆発し、深瀬を胸ぐらしたまま、男子ロッカーに叩きつけた。
ドンッ!そう大きな音だけが響き渡る。
「・・・
うるせぇーよ、うるせぇんだよ…
中島に俺の何が分かるって言うんだよ…
俺だって、嫌に決まってんだろ?
それくらい分かれ!
俺は絶対に夏海先生にキスをしたりしない
美莉亜を泣かせたりもしない
それだけは約束する」
深瀬は瞳をウルウルさせ、いまにも涙が零れ落ちそうになっていた。
深瀬は俺の体をどけると、ウルウルした涙を袖で拭い、男子ロッカーを探し出す。
「おい!中島あったぞ?
中島?」
「あぁ、わりぃ
今行くわ!」
深瀬はさっきの事に気に止めない明るい口調でそう言った。
本当は悔しくて悲しいはずなのに、俺の前ではさらけ出さない。
しばらくしてから、男子ロッカーに着いた俺達は辺りを見回す。
誰もいないのを確認すると、奥に入っていった。
男子ロッカーは特にこれっちゅもんはなくて、スッキリしている。
「なぁ、中島
そういえばさっき、夏海先生のこと訊いてたよな?」
深瀬が鍵の番号を確認しながら、その男子ロッカーを探す。
すると、唐突にさっきの問い掛けに応えてきた。
「あぁ…まぁな
夏海先生を選んだ理由を聞きたかっただけだけど」
「夏海先生を選んだ理由は一つしかない
それはさ、夏海先生が結婚する身だし、他のやつにキスされるのはかわいそうだから」
深瀬は一瞬下を俯き、ため息を吐き捨てた。
何だかそれがわざとらしくも見える。
それを聞いた瞬間、深瀬の胸ぐらを掴んだ。
「何だ、それ?
深瀬なら夏海先生にキスしてもいいのと一緒じゃんか
美莉亜はどうなるんだよ!藤木にキスされてもいいのか?
深瀬がやろうとしてるのは、そういうことだ
それに、一度深瀬は夏海先生と噂があっただろ!
その時の美莉亜、すごく落ち込んで悲しそうだった
無理して笑顔作ってさ…
もう美莉亜のこと泣かせんなよ!
美莉亜を泣かせるくらいなら、もう美莉亜に近づくな!」
俺は怒りが爆発し、深瀬を胸ぐらしたまま、男子ロッカーに叩きつけた。
ドンッ!そう大きな音だけが響き渡る。
「・・・
うるせぇーよ、うるせぇんだよ…
中島に俺の何が分かるって言うんだよ…
俺だって、嫌に決まってんだろ?
それくらい分かれ!
俺は絶対に夏海先生にキスをしたりしない
美莉亜を泣かせたりもしない
それだけは約束する」
深瀬は瞳をウルウルさせ、いまにも涙が零れ落ちそうになっていた。
深瀬は俺の体をどけると、ウルウルした涙を袖で拭い、男子ロッカーを探し出す。
「おい!中島あったぞ?
中島?」
「あぁ、わりぃ
今行くわ!」
深瀬はさっきの事に気に止めない明るい口調でそう言った。
本当は悔しくて悲しいはずなのに、俺の前ではさらけ出さない。


