好きとスキが重なった日

とりあえず深瀬の後を付いて行くことにした。
走りながら深瀬に問いかける。


「なぁ深瀬、何でさっききびだんご何か投げたんだ?」


「あれはもう鬼じゃなくて、犬だ!だってワンワン言ってただろ?
それに、俺、四角い透明のプラスチックに入ったこのきびだんごを教室で見つけた時、仲間になりたい人に与えてください!そうすればその人は仲間になったと思い、追いかけなくなります! って、そう注意書に書いてあった」


深瀬はグッジョブのポーズをとると、額から流れ出る汗を手で拭う。


一仕事を終えたかのように、すっきりしている。


「そうなのか!やっぱすげーな、深瀬って…」


「そうかー?
たまたま運が良かっただけだよ」


「いいよなー!それでもやっぱ羨ましい」


「中島だって、カワイイ加藤ゆずきのことゲットしてんじゃん!」


俺は深瀬にそう言われ、ポッと頬が赤面する。
深瀬は俺の肩を微笑ましそうにツンツンしてくるし!!


お前は女子か!!!


そう思わず突っ込みたくなった。



「まだ付き合ってねぇし!ゲットしたとか早すぎるだろ…俺はそのつもりだけどさ」


「俺だってまだ美莉亜と付き合ってないよ
俺もそろそろ告らなきゃな」


「おう!深瀬も頑張れ!俺も頑張るから、お互い告白上手くいくといいな!」


「あぁそうだな!きっと俺達なら上手くいく!
きっと大丈夫だ!!」



深瀬は告白をオッケーされた前提で、俺の肩を2度ほど叩いた。


深瀬は幸せな表情を俺に向けてくるし、何だか深瀬の愛を感じる。


別に変な意味じゃねぇぞ?


ただ、美莉亜と一緒にいられて幸せなんだって、そう思った。


俺もゆずきと一緒にいれて、ものすっごく幸福者だ!!