好きとスキが重なった日

「美莉亜ちゃん、鍵を見つけたらすぐ戻ってくるから、少しの間…目をつぶってくれるかな?」


「うん、分かった」


そうして私は藤木くんに、手に手錠をかけられた。
本物みたいに、自力では外せないタイプ。


藤木くんは私の前髪を上にあげ、おでこにキスをすると、そのまま教室から歩き去っていった。


私はその瞬時に物事を理解する。


私…藤木くんに狙われてる…。



きっと、私とキスするためにこのゲームを企画したんだ。



何でもっと早く気づかなかったんだろう…。






その後私は、深い眠りにつく姫みたいに、次第に眠くなってきた。

思わず大あくびをする。

気づけばもう眠りについている自分がいた。