好きとスキが重なった日

悠真に聞いてもいいのかな?
どうして、私とカップルにならなかったのか…

私が藤木くんとキスしていいって、言いたいの?

悠真が何考えてるのか分かんない。分かんないよ…。


藤木くんは小さいシルバーのトランクケースを開け、その中に入っていた手錠を男子に手渡すと…

イリュージョンでも見せるかのように

"it's a show time!!" とそう放った。


私達は、そのまま恋人である王子さまにお姫様抱っこされると、そのままどこかに連れて行かれた。


その場所に着くまで目をつぶってと言われて、"もういいよ"の合図とともに目を開ける。


連れてこられた場所は、とある教室の中にある、ベッドの上。


まるでお姫様ベッドみたいに、華やかに包まれていた。
本物の花とともに・・・


他の皆はここにいない。


この場所に一人っきりなんて、怖くていられないよ…


おやつ時にも関わらず、旧校舎は依然と不気味で、暗くて重たい空気だけが、この教室内を異様なくらい漂う。