好きとスキが重なった日

「てな感じのゲームなんですが、どうですか?」

「すげー楽しそうだな♪」


「じゃあこのゲームをしたら、親睦がお互い深まるチャンスじゃん!!」


皆が賛成の意思表示をする為に、上下に首を振った。
反対する者は誰一人もいない。


私は何だかこのゲームをするのが怖いなぁ。

男女一人ずつカップルにならなきゃいけない。


そのカップルが悠真となるには限らないし…。



「では男女のカップルになってください」


藤木くんの言葉を合図に、次々と男女のカップルが出来上がる。


リュウはゆずきと、明日香は熊井秀太と、悠真は夏海先生と…


そして私は…藤木くんとカップルになった。



でもどうして?どうして悠真は私とカップルになってくれなかったの?


私は不安の気持ちで一杯になる。



「宜しくな!美莉亜ちゃん
フフフ」


「あーうん、こちらこそ…」



藤木くんは何かを全て見透かしたような口調で、私にそう放った。


その不気味な笑い声は、近くにいる私の耳元にしか聞こえていない。