好きとスキが重なった日

「それはムリだよ
悠真にバレたら怒られちゃうから…」


「何でー?別にいいじゃん!一口くらいさ…
それに、また悠真悠真って何なの!?

俺悠真じゃなくて、藤木直也だよ!?
悠真にバレなきゃ良いことでしょ

それ以前にさ、美莉亜ちゃんと悠真ってまだ付き合ってもいないのに、勘違いも甚だしいよね・・・」



藤木くんの言っている事は正論で正しい。
私と悠真はまだ付き合っていない。

それなのに私は…


悠真の彼女になった気分で浮かれている。



「いいよ、一口くらいなら」


「じゃあ、俺にあーんしてくれる?」


「うん」


藤木くんって、こんなにわがままだったっけ…?
言ってる事も何だか上から目線だし、意地悪っぽく見えるのは気のせいかな?



「あーん」


私はチョコレートポッキーにソフトクリームを付けて、藤木くんに"あーん"してあげた。

チョコレートポッキーなら、間接キッスにならないよね?
私口付けてないし、ねっ。