好きとスキが重なった日

「いや、しないよ…」


「そっか」


「うん」


「あ!ところでさ、お前の名前何て言うの?」


「神崎美莉亜だよ!」


「神崎美莉亜か…
あの頃と全然変わってないな」


「え?あの頃って?」


「いや、何でもないよ」


「そうなんだ…」


「ちなみに俺の名前聞かなくていいの?」


「是非、教えてください!」


「お!分かった

俺の名前は深瀬悠真(フカセ ユウマ)よろしく!」


「深瀬くん、こちらこそよろしくね!」


「なぁ、お前…じゃなくて美莉亜!
堅苦しいから、悠真って呼べよな?
俺、ちなみに一年留年して今19だけど、タメ語じゃねぇと許さねーから」


「あ、はい!
私なら大丈夫です

悠真…」


「良くできました!
偉いぞ、美莉亜」





幼い子供を褒め称えるかのように、そう言った彼は私の頭をポンポンしてから、髪をくしゃくしゃにした。



私は悠真に髪をくしゃくしゃにされ、乱れている髪を直していると、いきなりその腕を掴まれ、耳元で甘く囁かれる。




「俺のこと、好きになっちゃった?」





でも私はその悠真のこと・・・