好きとスキが重なった日

「俺は別に何も…」


ふんっと鼻を鳴らし、下を俯いた藤木くんをテーブルがある床に座らせた。

若干照れてる藤木くん。


その後私達は、夏海先生の送別会の話をした。

テンポよく何をするのかが自然と決まっていく。



「で、送別会の話なんだけど…
藤木くんは何がいいと思う?」


「悠真のリクエストは、一次会が古い校舎で、二次会がカラオケだろ?」


「まぁ、そうだね」


「カラオケに行くならコストを抑えないといけないから、食べ物は、スナック菓子と飲み物だけでいいんじゃねぇか?
後ケーキとか…
ケーキを女子チームで作ったりすればいいと思うけど・・・

装飾は、和紙を使って花を作ったり、段ボールの上から色画用紙を貼って、コーティングすればいいと思う!!
後は自由に画用紙を切って組み合わせ、夏海先生の似顔絵にするとか…

ハートの風船とかあったら可愛いな♪

それと夏海先生へのサプライズに、とあるゲームを仕掛けようと思う
それは当日まで内緒だけどな

その後に、一言メッセージを参加しない皆にも色紙に書いてもらって、さらに篠塚蓮のサイン!

夏海先生英語科だったから、英語で書いている絵本とかもいいかもな」


藤木くんの案は最高だけど、でもケーキ作り!?
ケーキはお母さんと一緒に作ったこともあったけど、お母さんが見てない所で一人で作った時、ぺちゃんこになって、蒸しパンみたいになったことがある。

でも、パティシェ希望のゆずきがいるから大丈夫か!!
ゆずきがいれば、失敗も何も怖くない♪



「それ最高だよ!きっと悠真や夏海先生喜ぶと思う♪
それにしても、藤木くんは多才だよね~
見た目に寄らず、中身はしっかりしてるっていうか…

どうしたら、そんなにすらすらと頭の中に、案が浮かぶの?」


「何?俺がチャラチャラしてる不良だって言いたいの?違うよ、今は………

俺、工作とか好きだからさ!
一人で何も考えないで、工作している時が一番幸せだった

何だか女みたいだろ?」



藤木くんが鼻を鳴らしながら、鼻に指を当て、フフフと笑った。
私、何かおかしなことを藤木くんに言っちゃったのかなぁ?

藤木くんってもしかして、前までは不良のヤンキーだったの!?
外見から怪しかったけど、やっぱり・・・

でも、藤木くんが心優しいから、悠真は藤木くんと友達になろうと思ったんだよね?

それもそれで素敵だと思う!


工作している時が一番幸せだったとか、すごく羨ましい。

全然女みたいじゃないよ?むしろカッコいいよ?