好きとスキが重なった日

「え?そうですか?」


そうお母さんに向かって、問い訪ねた藤木くんは頭を掻きながら、照れくさそうにしている。


「笑っていると何だか元気にならない?
それに藤木くん、本音で笑えていないんだもの!
何だか、無理矢理我慢している気がするのよね…」


「元気になるのは、確かにそうですけど…
そんなことないですよ!」


藤木くんの顔が一瞬曇った。
お母さんの言ってること、本当なのかな・・・?


「そう?それならいいけど…
でも藤木くん、あまり無理しないでね?」


「はい!ありがとうございます!」



お母さんは納得のいかない面持ちを浮かべながらも、お玉を持ったまま再び料理作りを再開した。

一人言のように、"あぁー焦げちゃう!焦げちゃう!" って言っているお母さん。


もしかしてお母さんも天然でおっちょこちょいなのかな…?



私が天然でおっちょこちょいなのって、お母さん譲り?